自由民主党 千葉県議会議員  三沢さとし  www.三沢さとし.com


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      2019-05-08
6次産業化
 その現状とメリット







更新:2019-05-08
    
活動報告
千葉県議会議員 三沢さとし


豊かな農産物、水産物を活用していく6次産業化
その現状とメリット


(県南の6次産業化について館山、鴨川両市の担当者と意見交換をしました)

「食の宝庫 南房総 人気の作物」

県南は沖合を黒潮が流れ、温暖な気候から農業、漁業とも盛んです。
鴨川漁港には多くの種類が数多く水揚げされていますが、その代表的な魚にはブリがあります。
ブリといえば、氷見(ひみ)の寒ブリなどが有名ですが、千葉県は全国6位の水揚げ量を誇っています。
千葉県全体7800トンのうち、4100トンを鴨川で占めるほどになっています。
とれたブリは船上で活〆にして鮮度の高いままタグをつけて出荷します。
刺身にしても臭みが少ないと豊洲市場でも人気商品になっています。
 
農業については南房総全体で言えることですが、地形の関係から少量多品種生産です。
次々に旬を迎える鮮度の高い野菜を生産する一方で、冬でも温暖な気候を利用した食用菜花(ナバナ)
が人気を保っています。


「6次産業化についての取り組み」

鴨川では無印良品を展開する「株式会社良品計画」と地元の亀田酒造さんとの共同事業として、長狭米を使った
新たな製品作りに挑戦し「日本酒」という商品名で販売を開始しました。
鴨川は地滑り地帯が多く、住むには心配な箇所が多いのですが、農業という見地からすると何層も肥沃な土地
が重なり、水も豊富で農業には適しています。
そこでとれる有名な長狭米を使って商品化を試みたわけですが、まさに6次産業の理想的な形と評価をいただき
ネーミングもよいので海外へのセールスも期待されています。

南房総市は「びわ」が有名で、びわゼリーなど多くの商品が道の駅などに並んでいます。
ただし耕地が広いわけではないので、大量には原材料を生産できないというネックがあります。


「6次産業化のメリットと計画中のプラン」

6次産業化の大きな目的の一つは、収穫した農作物、水産物を無駄なく使いきることにあります。
規格外のイチゴもジェラードに、ピューレに、ジャムにするといった形に加工することで、無駄なく使用できて
生産者に利益がフィードバックできます。
また、旬の時期がごく短いものも製品化することで通年でビジネスにつなげることができます。
現在、鴨川では「みんなみの里」に開発工房を設け、無印良品とも協力して柑橘類などを使った商品化の開発
研究に取り組んでいます。

館山では山でとれるイチジクと、海でとれる天草を合わせた館山らしいデザート「イチジク寒天」を開発し、宿泊施設
や飲食店で提供する試みを既に5年続けています。
こうした製品は首都圏へ出荷することも重要ですが、なかなか大量に生産することが困難です。
そこでむしろ、南房総地域へ来ていただき自然を満喫し、美味しい海、山も料理を味わい、そのお土産として持ち帰り
ご自宅でもういちど県南の風味を味わっていただければと考えています。














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