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更新:2020-04-17 |
議会報告
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千葉県議会議員 三沢さとし |
(令和2年2月定例県議会・一般質問 登壇)2の2
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ゼロ債の活用を |
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災害時の消防団活動 |
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船形バイパスの状況 |
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海岸漂着物の処分 |
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水産校舎跡 |
6 )ゼロ債の活用を
(質問 三沢さとし)
地域の守り手として重要な建設業者の方々の経営状況は、依然として厳しいのが現状です。現場の急速な高齢化と若
者離れが深刻化する中、将来の担い手確保のため長時間労働の是正や、処遇改善などを促進することが急務になって
います。
そこで、公共事業の施工時期の平準化をさらに推進すべきと考えますが、県土整備部では具体的にどのような取り組みを
行っているのか。
(答弁 県土整備部長)
施行時期の平常化を図ることは、建設業の健全な発展、公共事業の品質確保や担い手の育成・確保などにつながるも
のだと認識しています。
県土整備部では、出先機関と本庁担当課で構成する「公共事業振興管理調整会議」を設置し、工事の計画的な発
注行うため、所属単位で設定した四半期ごとの契約目標に基づき執行状況の管理を行なっています。合わせて、2カ年
債務やゼロ債の活用、速やかな繰越設定などにより、平準化の推進に取り組んでいます。
特にゼロ債は昨年度の47億円から大幅に増額し、今年度は84億円を設定したところです。
(要望)
建設業者の方々の経営安定化や担い手の処遇改善など、建設業の更なる発展には施行時期の平準化が大変重要で
あり今後のゼロ債をさらに増額するなど、積極的な取り組みを要望します。
7 )災害時の消防団活動
(質問 三沢さとし)
令和元年の台風15号などで、県内各地の消防団ではどのような活動をしたのか。
(答弁 防災危機管理部長)
台風15号をはじめとする一連の災害においては、多くの消防団員が通常行っている警戒活動のほか、地元市町村や
県警機関と連携し、避難誘導、停電地域に於ける広報活動や安否確認など、地域の被災状況に応じ、様々な活動
を行っています。
これらの活動に加え、多くの倒木や長期間の停電があった地域では、チェーンソーを活用した倒木の撤去や給水支援な
どの活動が行われたほか、浸水被害の大きかった地域では、長時間にわたる排水作業を行うなど、地域住民の大きな助
けとなりました。
(質問 三沢さとし)
災害時における消防団雄活動について伺います。
市民にとって消防団は身近にいてくれる大変心強い存在です。今後も大規模な風水害や地震の発生が懸念される中で
消防団の災害対応能力の充実強化をどのように支援していくのか。
(答弁 防災危機管理部長)
県では新たに整備された消防学校において、消防団員を対象に狭隘空間における救出救護訓練を実施したほか、チェ
ーンソーやAED等の救助資機材の使用について指導するなど、災害の多様化、大規模化に対応できる消防団員の育
成を行っています。
また、災害時の活用に必要となる救助用資機材や安全装備品について、県の補助制度により市町村を支援するほか
排水ポンプや発電機などにも対象が拡大された国の補助制度の積極的な活用を促すことにより、消防団の災害対応能
力の充実強化を支援してまいります。
8 )船形バイパスの状況
(質問 三沢さとし)
館山市を含む南房総地域の魅力をさらに高めていくためには、道路網の整備が必要であり、船形バイパスは市内の観光
拠点をめぐる重要な道路と考えており、大きな期待を寄せているところです。船形バイパスの状況はどうか。
(答弁 県土整備部長)
県道犬掛館山線の国道127号から館山市船形までの現道では、道路の幅員が狭く、屈曲していることから、安全で円
滑な交通を確保するため、館山市と共同で1.6kmの船形バイパスを整備しています。
県が整備している南房総市域の0.5km区間については、順次、用地交渉を行ってきており、現在、用地取得率が約6
割となっています。また、館山市が整備している館山市域の1.1kmは、用地取得率が約7割となっており、まとまった用地
の確保ができたところから、道路改良工事を実施していると聞いています。
(要望)
用地交渉には、行政と地権者の信頼関係が重要です。用地買収の職員はできるだけ同じ職員で進めてもらうよう要望
します。
9 )海岸漂着物の処分
(質問 三沢さとし)
昨年の台風により館山市の海岸に漂着したゴミの処分状況はどうか。
(答弁 県土整備部長)
昨年の台風15号、19号及び10月25日の大雨により、県南部の海岸では大量のごみが漂着したことから、県ではパト
ロールの結果等を基に、漂着ゴミの回収・処分を行っています。その後も館山市の那古海岸をはじめとする各海岸では
ゴミが漂着していることから、パトロールのほか、市町村や地域住民から寄せられた情報を基に、これらを回収してきました。
回収したゴミは、民間の処理施設で処分することとしておりますが、現在、一時的に海岸に仮置きし処理施設が開くの
待っているところであり、年度末を目途に処分してまいります。
(質問 三沢さとし)
今回の台風等で海岸清掃にどれくらい予算がついているのか。
(答弁 県土整備部長)
昨年の台風による被害が甚大だったことから、12月議会において補正予算を編成し、海岸への漂着物撤去費用として
13億1500万円を追加措置したところです。
(要望)
海岸の維持、管理については、限りある予算と人員で対応していただいているかと思いますが、災害時には迅速に対処
できるよう要望します。また、海岸の漂着物には、河川から流されてきた竹が目立つので、河川から出ないような抜本的
な対策についても併せてお願いします。
10)水産校舎跡
(質問 三沢さとし)
県立館山総合高校水産校舎のグランドを、地元自治体等が地域振興のために使用できないか。
(答弁 澤川教育長)
同水産校舎のグランドは、将来の船員として必要な消火訓練などの授業で年間、数日程度使用していますが、他の日
の放課後や週末などは、ほぼ毎日、館山市内の近隣の中学校が部活動で使用しています。
地元から使用の申し出があれば、積極的に対応してまいります。
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