自由民主党 千葉県議会議員

三沢さとし

MISAWA satoshi
MISAWA satoshi 第35回若潮マラソン 1万人参加 
Tateyama City,Chiba
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 2018-07-27 up
平成30年2月 定例県議会

三沢さとし


本会議 一般通告質問



(1) クルーズ船受け入れに向けた取り組みについて
(2) 地域の公共交通施策について

(3) 農業について
(4) 林業について




それでは、通告に従い質問させていただきます。


(1) クルーズ船受け入れに向けた取り組みについて

①千葉県としてもクルーズ船の受け入れを契機とした地域活性化を図っていくことが重要と考えます。
〇質問・  外航クルーズ船の受け入れについて、県はどのように考えているのか。

②平成28年9月に、県とともに千葉市、木更津市、館山市の3市が連携してクルーズ船受け入れにかかわる整備促進と必要な予算の確保について、国土交通省に要望を行ったところです。そのかいあって、平成28年の国の補正予算では、3港の旅客船受け入れにかかわる予算の配分があったところであり、各港ではそれぞれ整備が進んでいると思います。
〇質問・ 平成28年度補正予算で行った千葉港、木更津港、館山港の整備内容と進捗状況はどうか。

③館山港は「にっぽん丸」や「ぱしふぃっくびいなす」など、千葉県で唯一クルーズ船が寄港している港です。一方、木更津港では、木更津市が大型クルーズ船誘致に向け、みなとまち木更津プロジェクト推進協議会を設置し、大型クルーズ船寄港の経済効果を検討していると聞きます。このように、各市においてクルーズ需要を取り込もうと模索しているところです。
〇質問・ 県は、クルーズ需要に対する千葉港、木更津港、館山港の役割をどのように考えるか。

④館山港多目的桟橋は物流に供する岸壁ではないことから、現時点では千葉県内において唯一クルーズ船をお断わりなしで寄港できる港です。現在、館山市では、高速ジェット船を運航する東海汽船や「にっぽん丸」を運航する商船三井などにセールスを行い、定期的に運航、寄港していただける信頼関係を築いてきたところです。しかしながら、マイナス7.5メートルの岸壁部分は、幅約8メートル、長さ約60メートルと非常に狭く、ツアーバスの方向転換やバスの待機に苦労する状況で、クルーズ船のタラップがおりた際には、バスは400メートルの桟橋をバックで船までたどり着く状況です。さらに、クルーズ船の寄港に当たって、船会社は地元のおもてなしにも注目しており、市では地元小中高生によるブラスバンド演奏や祭りばやし、市民による紙テープなどで歓迎、見送りをしていますが、桟橋が狭いことから、これらセレモニーを行うにも一苦労しているところです。お客様をおもてなしし、スムーズに観光地へ出発していただくためにも、桟橋の早期拡充は重要なことと考えます。
〇質問・ 館山港多目的桟橋の利用促進に向けた拡充の取り組みを早急にできないか。

⑤今年も東海汽船では2月から3月まで、春の季節運航として、毎日、東京の竹芝港から館山港と大島を結ぶ高速ジェット船を運航していただきます。しかしながら、ふだんは鏡ケ浦と称されるほどの穏やかな湾内でありますが、春先の季節風が吹いたときには波浪により桟橋に接岸できず、砂、砂利を扱っている宮城地区の岸壁に接岸することになります。このような臨時の着岸は、昨年の季節運航では約6割あり、お客様には海からの玄関口“渚の駅たてやま”がある多目的桟橋に気持ちよくおり立ってもらいたいと考えます。
〇質問・ 高速ジェット船係留時の波浪対策は検討できないか。



(2) 地域の公共交通施策について

①鉄道問題について
JR内房線の利便性向上については、昨年3月のダイヤ改正において、日中時間帯の千葉─館山間を直通する普通列車が廃止され、君津駅で乗りかえが必要になり、更にこの3月の改正で、館山─安房鴨川間が1往復減便され改悪の連続であり、今後も同様の改正が行われるのではと大変危惧しております。
また、館山市は観光産業に力を入れており、都心方面からの観光客を輸送する手段としても、内房線は非常に重要な役割を担っています。しかし、平成27年3月のダイヤ改正において、都心から館山まで乗り継ぎなしで結ぶ特急列車は土休日の臨時列車2往復のみとなってしまい、そのほかの特急列車は全て君津駅発着となってしまいました。内房線がこれ以上不便になれば、日常生活のみならず、市の観光施策にも支障を来しかねません。
〇質問・ 列車の増便や観光列車の運行など、内房線の利便性向上に向けて、県はどのように取り組んでいくのか。

②駅の段差解消への取り組みについて
南房総地域の多くの駅では、いまだエレベーターが設置されておらず、高齢者やベビーカー使用のお母さんにとっては跨線橋の上りおりが本当に大変です。駅のエレベーターの設置は、利用者の多い大きな駅から優先的に設置が進んでいるように思いますが、私が思うに、都会よりも高齢化が進んでいる地域のほうが、高齢者が病院などに1人で出かける機会も多く、切実な問題であり、設置を進めていく必要があるのではないでしょうか。
〇質問・ 利用者の少ない駅であっても、高齢者や障害者の利用が多い駅においては、エレベーターの設置による段差解消を推進すべきと思うが、県はどのように考えているのか。

③コミュニティバスについて
コミュニティバスは地域のバスという名前が示すとおり、細い道や住宅街などをきめ細かく回り、駅から遠い地域や路線バスが運行されていない地域の住民の足として活躍しております。
今後さらに高齢化が進めば、コミュニティバスのような地域の足を確保する取り組みは、市町村にとってますます大きな課題になってくると思います。
しかしながら、福祉や教育といった分野と異なり、交通施策は許認可権限を持つ国が長きにわたって中央集権的に担ってきたので、市町村にとっては比較的新しい行政課題であると思います。コミュニティバスの導入や運行方法の見直しについては、広域行政を担う県が、より積極的な役割を担うべきではないでしょうか。
〇質問・ 市町村が取り組んでいるコミュニティバスの運行に対し、県はどのような支援を行っているのか。

④ 館山・鴨川道路について
館山自動車道が全線開通し、圏央道やアクアライン等と一体となる高規格幹線道路網が形成され、観光客の増加などストック効果があらわれてきております。館山市と鴨川市を結ぶ地域高規格道路館山・鴨川道路が計画されており、県においては、計画の具体化に向け検討が進められております。昨年10月には安房3市1町の共同で地域高規格道路「館山・鴨川道路」整備促進期成同盟会が設立されました。本年1月に千葉県、関係市町が会員となって館山・鴨川間道路交通対策検討会が設立されたと伺いました。
〇質問・ 館山・鴨川間道路交通対策検討会の設置目的と今後の検討の進め方はどうか。



(3) 農業について

①地域農産物の販売促進について

館山市を含む安房地域は、本県の中でも特に温暖な地域であり、ストック等の花卉、ビワ等の果樹、食用菜花等の野菜など、多様で特色ある農業が展開されています。また、農産物直売所や観光農園などが多数存在し、これらを活用した地産地消や都市農村交流の取り組みが地域の活性化に大きな役割を果たしています。
その一方で、過疎化や高齢化などが進んでおり、地域の活力を維持していくためにも、地域の基幹産業の1つである農業の振興は欠かすことができません。地元の生産者からは、地域が誇る魅力的な農産物を、より多くの消費者に売り込んでいただきたいとの声が寄せられています。
〇質問・ 地域農産物の販売促進に向けて、県はどのように取り組んでいるのか。

②農業経営の法人化について
意欲ある農業者が将来にわたって地域を牽引する農業経営体として成長していくには、農業経営の法人化は有効な手段であると思います。県では、その重要性を踏まえ、新たに策定した農林水産業振興計画において、法人経営体数を平成33年度には570法人とする目標を掲げ、法人化の推進に向けて取り組むこととしています。
〇質問・ 農業経営の法人化をどのように進めていくのか。

③農業における労働力の確保について
少子高齢化により労働力人口が減少し、人材獲得競争は激化している中、農業は他産業に比べて労働力不足が深刻であり、県内の産地からは、人手の確保が難しくなっているとの声を聞きます。国では、外国人労働者の受け入れ拡大の検討や、農業の働き方改革が進められており、就農環境の整備や省力化など、農業を魅力的な職業に変えるための取り組みが行われています。
〇質問・ 労働力の確保に向けてどのように取り組んでいくのか。



(4) 林業について
森林環境税について
国では森林所有者による管理が見込めない森林について、市町村がみずから森林管理を行う新たな仕組みを構築し、平成30年度税制改正大綱では、その財源として(仮称)森林環境税及び森林環境譲与税を創設するとされました。この森林環境税は、個人に対して年額1,000円を平成36年度から課するとしていますが、これに先立ち、平成31年度から森林環境譲与税の市町村への譲与が始まり、その一部は市町村を支援する費用として都道府県にも譲与されることが見込まれています。
〇質問・ 平成31年度から譲与される予定の(仮称)森林環境譲与税について、県の対応はどうか。

⑤第4次千葉県里山基本計画について
本県では、里山が本来持っている多面的な機能が持続的に発揮されるよう、千葉県里山の保全、整備及び活用の促進に関する条例に基づき里山活動を促進しており、県内各地ではさまざまな里山活動が展開されるようになってきております。しかし、近年はイノシシ等の野生動物による農業被害が甚大なものとなるなど、里山の荒廃に伴う課題が顕在化しています。
平成25年度に策定された第3次千葉県里山基本計画が本年3月末に計画期間の終了を迎えることから、県では第4次里山基本計画(案)について策定作業が行われると聞いています。
〇質問・ 第3次里山基本計画の実績と課題は何か。
また、これまでの成果と課題を踏まえて作成している第4次里山基本計画(案)では、どのような施策を計画しているか。

⑥ 水産業について質問します。
県の発表によると、平成29年10月に超大型の強い勢力で静岡県御前崎市付近に上陸した台風21号及び台風22号の影響による農林水産業への被害総額は約46億1,500万円となり、台風による被害では過去10年間で最大となったとのことです。館山市では瞬間最大風速約38メートルの風に加え、市内にある布良検潮所では、台風による高潮のため過去最高の潮位を記録しました。このため、特に安房地域では、漁協が所有する共同利用施設、漁船などの水産業施設に大きな被害が発生しました。国は台風21号による災害を激甚災害として指定したところですが、今後の漁業生産の継続には、これら被害からの一刻も早い復旧が必要であると考えます。
〇質問・ 平成29年10月の台風21号による水産業施設被害の対応状況はどうか。

⑦タンデム自転車について
館山市など安房地域においては、ツールド千葉やトライアスロン競技などのサイクルイベントも多く開催されており、最近ではB.B.BASEという自転車がそのまま積載できる電車の運行も始まり、ますます自転車の注目度が上がっています。また、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックにおいては、タンデム自転車と呼ばれるサドルとペダルが複数装備されている自転車による競技も予定されています。館山市では、このタンデム自転車競技を行うオランダチームからキャンプ候補地として適していると高い評価を受け、オリンピックにかかわることについて、大いに盛り上がっております。
しかし、千葉県においては、現時点ではタンデム自転車を公道で運転することは禁止されており、館山市と鋸南町、鴨川市、南房総市で県にこの制限を解除するように要望したと聞いています。これを受けて県警では、規則の改正に向けた手続を行っているとのことですが、早い段階での解禁を希望いたします。
〇質問・ タンデム自転車の解禁に向けた進捗状況はどうか。

森田知事を初め執行部の皆さんには明快で前向きな御答弁をよろしくお願いします。













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